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自動車用鋼研究
自動車部品の高機能化を推進することを目的に、自動車メーカーとの共同開発を中心に実用機械構造用鋼の開発を行なっています。合金設計、熱処理など製造技術の組合わせにより新しい性能を持つ材料の開発にも取組んでいます。
開発事例
高強度歯車用鋼
高い耐久性が要求される歯車部品の高性能化に寄与する鋼材と工法の開発を行っています。真空浸炭用鋼(DEGシリーズ)はショットピーニング技術と組み合わせることにより従来材対比約2倍の疲労強度を実現できます。
CVT プーリー用肌焼鋼
近年の低燃費車に搭載されているCVT。CVTプーリーは二組が一対になって、エンジンからの回転数を変速し、動力を伝えます。プーリー用には高い面圧に耐え、かつ摩耗しにくい材料を開発しています。
高強度コンロッド用非調質鋼
強度と製造性に優れ、かつカチ割り性能も良好なコンロッド用非調質鋼を開発しました。エンジンの小型・軽量化に貢献しています。
高強度クランク、コンロッド用 Pbフリー快削鋼
環境負荷物質である鉛を含有しない快削鋼。鉛快削鋼と同等の被削性を有する、環境にやさしい快削鋼を開発しました。
適用部品例:クランクシャフト、コンロッド、ハブ
開発テーマ
ドライブトレイン 部品用鋼 |
トランスミッション用歯車用鋼 |
アクスルシャフト・等速ジョイント用鋼 | |
デファレンシャルギヤ用鋼 | |
浸炭、窒化、高周波焼入れ、ショットピーニングなどの熱処理、表面改質技術 |
エンジン・サスペンション 部品用鋼 |
クランクシャフト・コネクティングロッド用鋼 |
懸架バネ、トーションバーなどのバネ用鋼 | |
軸受用鋼 | |
高強度(難切削)材の被削性改善技術(快削化技術) |