製造

YUI HATANAKA

星崎工場線材室
2017年入社

自分ができないことも
まわりの協力を得て、取り組むことが大事!

現在の仕事内容と魅力を教えてください。

線材製品固溶化熱処理工程の能力向上を担当しています。能力向上では熱処理速度を速くすることで処理量を高めることを狙いますが、処理時間が短くなれば品質が低下してしまうこともあります。そこで私は、過去のデータをもとに「速くたくさん処理するにはどの温度が適切なのか」と温度条件を見直しながら、品質を損なわないように処理できる方法を探っています。材料や辿ってきた工程の違いによって、熱処理の方法が異なるのでしっかり下調べすることが大切ですが、その中でも難しいと感じるのは精度の高い試験計画を立てることです。能力向上の最適化を図るための試験は、現場で実際に製造が行われている設備を使います。現場は製造スケジュールがびっしりと詰まっているので、何度も試験を繰り返すことができません。現場の負担を減らすためにも、1回の試験でどれだけの結果が導けるのか綿密に計画することが求められます。さらに、忙しい中で試験のために時間を割いてくださる現場の方々には常に感謝の気持ちを忘れないことも大切です。現場と良好な人間関係を築いて、これからもスムーズに試験が行えるようにしていきたいです。

大同特殊鋼に入社を決めた理由を教えてください。

大学時代に材料について学んでいたので、就職先は材料メーカーを希望していました。大同特殊鋼はインターンシップでお世話になりましたが、若手も積極的に発言して、上司が前向きに意見を取り入れていく姿が魅力的でした。他にも魅力を感じる企業はいくつかありましたが、決め手になったのは、温かな社風です。大同特殊鋼から内定をいただいた時、人事の方が私へ内定通知の電話をしてくださいました。事務的な対応が当たり前だと思っていましたが、大同特殊鋼の担当者はとても親しみやすい口調で対応してくださり、「この会社なら安心して働けそう」と感じて、その場で入社を決めました。

仕事で達成感が得られたエピソードを教えてください。

入社して半年ほど経った頃、ある製造の改善を任されました。プラス何tという定められた目標値を達成するためには処理量を増やさなければなりません。ところが、私は自分が行った改善が製品の品質に影響を与えることにプレッシャーを感じてしまい、正しい判断できなくなってしまいました。限られた時間の中で成果を出すためには、より大きな効果が出る方法から検討していくなど、改善法を取捨選択する必要があります。しかし私はその判断ができず、とりあえず全部やってみようと手当たり次第に着手したことで時間がかかり、計画に遅れが生じてしまいました。また、知識や経験不足によって、一つひとつの方法をイチから検討しなければならなかったことも遅延の大きな原因でした。この時は、先輩方がフォローしてくださったおかげで納期に間に合わせることができましたが、先輩には「助けてほしい時は早めに相談して」と言われました。この経験で、仕事はまわりを巻き込みながら取り組むことも必要だと学びました。自分だけではできなくても、まわりの協力を得られればできることは増えます。自分の限界を、仕事の限界にしないように努めていきたいです。

休日の過ごし方を教えてください。

休日は友人と小旅行に出かけています。様々な場所で色々な人と話をするのが好きなため、のんびりと街の散策をしたり、アウトドアスポーツを楽しんでいます。違う業種の人と話をすることで視野も広がり、仕事の悩みも早く解決できるようになるので休日は思いっきり遊んでいます。

就職活動をする学生さんへメッセージをお願いします。

得意なことはもちろんですが、苦手なことも「やっちゃおう!」という勢いで、楽しんで挑戦してほしいと思います。人は前例がないことには消極的で、それを理由に挑戦を諦めてしまう人も多いと思います。しかし、私はそんな気持ちにとらわれず、常に前向きに挑戦して、大同特殊鋼で働く女性の新しいキャリア像を描いていきたいと思っています。

一日のスケジュール

  • 5:30

    起床

  • 6:30

    寮を出る

  • 7:30

    出社・メールチェック

  • 7:45

    現場で昨日の生産状況を確認

  • 8:40

    朝会

  • 9:00

    現場で試作で立ち会い

  • 10:00

    試作データまとめ

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    技術レポート作成

  • 19:00

    退社

  • 20:00

    ショッピング

  • 21:30

    帰宅・寮母さん宿直さんとお喋り

  • 22:30

    就寝

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