現在の仕事内容と魅力を教えてください。
線材圧延チームに所属し、私は軸受鋼担当として、溶解手配や圧延、納期を管理しています。圧延は「分塊圧延」と呼ばれる前工程の他、製品の形状やサイズによって異なる「棒鋼圧延」「線材圧延」があり、それぞれ週1回、月1回などと圧延が行われるタイミングが決められています。そのチャンスを逃すと、次のタイミングまで圧延を待たなくてはなりませんので、先を見据えた計画を立てることが重要です。無駄やロスを無くすためにも、必要な量を必要なタイミングで生産できるように心がけています。
また、生産管理は〝納期〟に対する責任を果たす部署でもあります。緊急事態が起こった時は関係部署を巻き込んで、最短のタイミングで圧延対応することも珍しくありません。日頃から自分のやりたいことと他部署や現場の希望との折り合いを付けつつ、協力し合える関係性を築き上げ、いつでも一丸となって動ける体制を整えています。
大同特殊鋼に入社を決めた理由を教えてください。
〝自社製品〟の生産に携わり、世の中に広めたいという思いがありましたので、もともと鉄鋼メーカーには強い関心を持っていました。そんな私が初めて参加した合同説明会で、最初に見た映像が大同特殊鋼の映像でした。鉄鋼のダイナミックさに惚れ込み、どんな用途にも変化することのできる特殊鋼の魅力を知り、大同特殊鋼が第一志望になりました。偶然出逢った会社ですが、説明会や先輩社員との懇談会などを通じて会社を詳しく知ることができました。営業部門に配属される前に生産管理として十分な経験を積ませてもらえる点や、和気あいあいとした会社の雰囲気、社員のオンオフの切替をしっかりとした働き方などが私に合っていると感じました。また女性が少ない環境ですので、女性としてこれからの可能性を試したみたいと思ったのも大きな理由です。
仕事で達成感が得られたエピソードを教えてください。
自分の管轄外で予期しないトラブルが起きた時でしょうか。私が圧延工程を管理しているとは言え、もしも前工程である製鋼プロセスで設備トラブルがあれば、材料が圧延プロセスに流れてきません。そうなると私たちの計画も仕切り直しになり、「大変だな」と思うこともありますが、万が一のトラブルに対処するのが私の仕事です。そう思うと「課題を乗り越えて当たり前!」と前向きな気持ちになり、困難を困難に感じられなくなります。また、もともと慎重な性格ですので、リスクを想定した準備には手を抜きません。事前に起こりうる現象を想定して、関係する人々には事前連絡を怠らず、リスクを潰してから仕事を進めています。大きな問題が発生しないように、また発生したとしてもすぐに代替案で対応できるように…と準備しておくことでどちらに転んだとしても円滑に仕事が進められると考えています。また緊急事態に備え、各部署との連携を強めていくことも大切です。今後は果たすべき仕事の責任も大きくなりますので、この先も変わらず、各部署との協力体制を構築し、先を見据えた仕事をしていこうと思っています。
一日のスケジュール
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7:40
寮を出発
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8:30
出社・メールのチェック・前日稼働状況確認
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9:00
数日後の溶解命令発行
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11:00
各オーダーへの圧延鋼片引当(客先と在庫の紐付)
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12:00
昼食
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13:00
掃除
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13:30
各オーダーへの圧延鋼片引当(客先と在庫の紐付)
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15:00
生産計画作成・見直し・現場ミーティング
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16:00
営業・商社対応等
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18:30
退社
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19:00
飲み会
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23:30
帰宅
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0:30
就寝
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