キツネ・タヌキの水飲み場&通り道
お隣の日本製鉄㈱と連携整備した
キツネ・タヌキ誘致エリア
日本製鉄㈱名古屋製鉄所との境界部は、もともとフェンスで区切られていました。このエリアにタヌキの目撃情報があったことから、フェンスに動物だけが通れる抜け穴を設置。日本製鉄側に隠れ家となる土管を、大同側に水飲み場になる池をつくることで、企業の敷地を越えた生態系の拠点を整備しました。結果、キツネやタヌキの通行が撮影されています。
企業の敷地をまたぎ、
キツネ・タヌキの
生息環境を整備
両社の敷地を隔てる金網フェンスに小さな穴を開けて動物の抜け道を確保
日本製鉄側に設置された哺乳類の隠れ家
水飲み場では数回にわたりキツネの姿を確認
タヌキも定期的に撮影されている
トンボの楽園ビオトープ
たくさんのトンボが飛び交う
巨大ビオトープ
敷地の西側には1,500㎡の巨大なビオトープがあります。ここには数多くのトンボが飛来し、埋め立て地の工業地帯における生態系の拠点として機能しています。
中央の浮島を囲むように水辺をレイアウト
トンボを中心に数多くの昆虫が飛来している
シジュウカラなどの野鳥も多数確認されている
地域住民向けの自然観察会でも人気のゾーン
【ビオトープの目的】
生態系ネットワークの
形成を目指して
街中には公園や寺社仏閣など、まとまった緑地が点在しています。企業などの私有地にビオトープをつくると、既存の緑地に生息している野鳥や昆虫の移動範囲が広がり、生態系のネットワークが形成されます。知多工場のビオトープは地域の生態系ネットワークの拠点となるように維持・管理され続けています。
森林浴ウォーキングコース
工場をぐるりと一周できる
憩いのウォーキングコース
地域の住環境や景観に配慮し、工場を取り囲むように緑地帯を整備しています。2018年には工場を一周できる遊歩道を整備。従業員の憩いの場として親しまれています。
ウッドチップの小道
間伐・枝打ち材を再利用!
足にも目にもやさしい森の小道
遊歩道の一部には、所内で発生した間伐材、枝打ち材をウッドチップ化して敷き詰めた小道があります。環境にやさしく、人の目にも足腰にも優しい小道です。ウッドチップはやがて土に還り、土壌をより豊かにしてくれる働きもあります。
芝生広場
野球グラウンドを全面改修した
広々とした芝生広場
かつての野球グラウンドを、青々とした芝生広場としてリニューアルしました。これにより所内の緑地面積がさらに広がりました。また、広場としてだけでなくサッカーなどのフィールドスポーツのコートとしても利用可能です。