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PEOPLE 04
自動車などの性能向上に貢献する
新たな磁性材料を開発。
研究開発

PROFILE

所属部署
技術開発研究所 軟磁性材料研究室
入社
2017年
専攻
工学研究科 知能デバイス材料学専攻
趣味
家庭菜園、弓道
特殊鋼の魅力
身近なものに使われている・縁の下の力持ち
職場
技術開発研究所
OUTLINE

入社のきっかけ

磁性材料の世界で知られた企業。
多様な用途も魅力。

大学院では、強い磁力を持つ磁性材料の研究に取り組んでいました。大同特殊鋼は、鋼材製造の技術を活用して通常とは異なる磁石の製法を持つ企業として知られ、私も学会や文献で社名を目にしていました。そこで就職にあたり「特殊鋼」を改めて調べてみると、身近にあるさまざまな製品に使われていることを知りました。表には社名が出ませんが、実はこの製品にもあの製品にも使われているというように、人知れず役立っている「縁の下の力持ち」である点に特殊鋼の魅力を感じ、入社を志望しました。

仕事の内容

より優れた性能を持つ
新たな磁性材料の研究開発。

磁石にくっつく性質を持つ金属「軟磁性材料」の、新材料・新製品の開発が主な業務です。お客様の要求に応じて開発する場合と、自分たちで「こんな製品が作れないか」とテーマを見つけグループで研究開発に取り組む場合があります。どちらも研究所で配合や温度、加熱時間などの条件を探り、工場での試作を経て、量産工場にバトンタッチしていきます。世に出るまでの期間は3~10年ほど。開発した技術を特許化して権利を守ったり、学会発表を通じて大同の技術力を社外にアピールすることも研究所の仕事です。

SCHEDULE 1日のスケジュール

6:00
起床、身支度
7:00
家を出る
(徒歩+電車、健康のため一駅手前から歩く)
8:15
出社、メールチェック、
スケジュール・ToDoリストの確認
8:30
試験計画の検討、
依頼書作成
10:00
現場説明・試験立ち合い
11:00
分析会社との
打ち合わせ
12:00
昼食
13:00
進捗会議(社内)
15:00
実験データの整理、
報告書作成
17:00
進捗会議(社外)
18:00
退社
19:00
帰宅、息子(もうすぐ1歳)
とお風呂
20:00
夕食
22:00
就寝
JOBS

チームとの連携

チームで連携して、
社内外と連携し、量産を考慮しながら開発。

同じ技術開発研究所のプロセス技術研究室や粉末技術研究室は、製造技術の開発を行う研究室で、私の部署で設計した軟磁性材料をどう作るかを、開発段階から一緒に考えます。他にも、開発テーマに関連する知見を持った部署と連携して開発にあたっています。また試作品の分析を頻繁に依頼するため、グループ会社の関係者とも、ほぼ毎日、連絡を取り合っています。他にも実験や分析の専門企業が分野ごとにあり、社外との関わりが多いことも研究開発職の特徴です。

同僚とのエピソード

頼れる人の多さが、
研究のスピードアップに。

以前の配属先は磁石の開発を担当する部署で、当時一緒に仕事をした方々には今でもお世話になっています。お互い部署を移動した後でも、その部署の専門知識を持つ方につないでもらったり、「ちょっと教えて」「設備を貸してほしい」といったお願いをざっくばらんにできます。他室の力を借りて試験を行うことが頻繁にあるため、こういったつながりを持つことは研究のスピードに直結する重要な要素。経験を積むにつれて頼れる相手が増え、仕事がますますやりやすくなっています。

仕事の面白さ

開発した製品が
社会に出るまでを見届けられる。

研究開発は、新製品が開発され社会に出るまでを、最も間近で見られる職種だと思います。開発期間が長いため、私自身はまだ量産に至る開発ができていませんが、以前の部署では担当した試作品の品質改善に苦労しながらもお客様に納入。私の異動後、その試作品を搭載したクルマが試乗会で人を載せて走りました。手がけた材料が部品となってクルマを走らせ、燃費向上に貢献するのだと思うと感動。今後も未来の社会を思い描きながら、必要とされる製品を開発していきたいと思っています。

APPEAL

大同特殊鋼の魅力

  • 技術力

    お客様の当社への評価がとても高く、「大同なら何とかしてくれる」という期待を感じます。それだけに難しい要望も多いのですが、先輩方が誠心誠意、解決に取り組んできたからこその評価だと、責任感を持って臨んでいます。

  • 人間関係

    入社前は 鉄鋼メーカーと聞いて上下関係が厳しいイメージを持っていましたが、実際は壁を感じません。どの先輩方も気さくで話しやすいこの会社の人間関係は、入社を決めた大きな理由の一つでもあります。

  • 職場風土

    自分の意見をしっかり持っている人が多いと感じます。普段はおとなしい人も技術的な意見はこだわりを持って主張。疑問を投げかけると1人2人と集まって議論が盛り上がります。

ビジョン

好奇心旺盛で、失敗にもめげずチャレンジできる人。

好奇心が旺盛な人と一緒に働きたいですね。特に研究所では、経験のないことに次々と取り組める人が活躍します。また、取り組んだことがすべて成果につながるわけではなく、むしろほとんど失敗すると言っていいほどですが、めげずに切り替えて新しいチャレンジを続けることが、成果を上げるためには必要。考えただけでは分からないことも多く、とりあえずやってみる姿勢が必要なときもあります。その過程を楽しめる人は研究に向いていますし、周りの人にもいい影響を与えると思います。

TIPS

技術開発研究所

私の地元は電車が1時間に1本程度でしたが、職場の最寄りである大同町駅は電車の本数がそこそこ多く、時刻表を調べず駅に行ってもあまり待たずに乗れます。人も東京や大阪ほど多くなく、適度に都会で過ごしやすい街です。

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